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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

はじめに-第1回-/シリーズ電子出版は文章で精一杯という人のための表紙デザインパタン

gestaltung livre

はじめに

 こんにちは。はじめてチュートリアル的なものを書いてみようと思います。何回かに渡る連載になります。テーマはKindleなどで本を出される方に向けた表紙デザインについてです。主にプログラミングやビジネスの分野の本向けになると思いますが、それ以外のも扱えたら扱います。詳細はこの記事の下部についかされていく目次を追ってみててください。
 動機としては、Kindleで流通している本の表紙(フィジカルな本の表紙をそのまま流用したものではないKindle本)の中に、目に余るものが多すぎるからです。私はプロとして装幀やブックデザインの経験はありませんが、それらに比べれば自分の方が遥かに良いものが作れるという自負はあります。また、このブログで色々と本の表紙についてああだこうだ言っている身として、「じゃあお前はどうなんだ」という読者の声に対する現段階での回答としても書きたいと思います。
 電子本が救いなのは、表紙だけかけば殆どデザインは済んだと言えることでしょう。後は、目次や見出しなどの文字組だけに気を使えばいい。なので、文章だけで精一杯でも、あと一踏ん張りなんとか表紙まで頑張っていただきたいと思います。

どんなダメなデザインが流通しているか

 さて、Kindleストア上でダメなデザインが多いと述べましたが、具体的な例を挙げてくれと思った読者のかたもいるかもしれません。しかし、ここで実際の商品を紹介することは控えます。その代わり、だいたいこんな感じのものだというものを描いてみましたので、ご覧ください。
f:id:sthmdnss:20140813162157j:plain
 こんな感じです。実際に言ってみると、だいたい同意していただけるのではないでしょうか。特徴としては、配色がテキトー、シンプルなつもりだろうが正確には貧しいと形容するに相応しい、とりあえずワードアートを使ってしまう、ドローイングアプリの図形に最後は頼る……などが挙げられます。次のチュートリアルではこれを改良することから始めたいと思います。

目次(予定※順序は前後する場合があります)

第1回 -はじめに(※本記事です)
第2回 写真とテキスト(4:6or5:5)
第3回 写真の上のテキスト
第4回 サンデル本水戸部式
第5回 ノイズ
第6回 名画の拝借
第7回 Amazon上のジャニーズ系
第8回 未定(デザインのネタが切れたら「終わりに」)
 題材としている本のタイトルは、『Getting Started with Rails』、『Image Processing with Python』、『Just do Git』という架空の書名を利用します。著者は適当に選んだ鈴木善行です。 
 また、鋭い読者の方は気づいているかもしれませんが、英語のタイトルというのは何となくカッコ良く決まりやすいです。「英語で逃げる」のは一つの手ですが、これはプログラミングの分野でしか通用しません。なので、シリーズの後半では、日本語タイトルも扱いたいと思います(実際のところ、良いタイトルがなかなか思いつかないのです)。

結び

 この連載が目指すのは、あくまでも無難なデザインです。電子書籍には背表紙がありません。見る者は必ず表紙から目にすることになります。Kindleストアでひどい表紙を晒されると、見る者に取っては、通りすがりの人にいきなりエルボーをされるくらいの不意打ちを食らうに等しいことです。そして、あなたがひどいデザインでエルボーを加えた相手は、あなたの商品の潜在的なカスタマーでもあるのです。こういう状況は改善されるべきでしょう。
 それでは次回からはじまります。