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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

WordCamp Tokyo 2014に行って来ました -前編-

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 これから書くことは登壇者の方々が発言したことをそのまま書き綴ったことではないことを十分ご理解下さい。全て私のフィルターを通して内容は取捨選択されています。しかし、当たり前ですが、発言の趣旨は踏まえてあります。括弧内は、自分の感想や意見です。

Noel Tockさんの「WordPressで作るビジネス」10:00-

 はじめにレクチャーと関係ない話なのですが、通訳が逐次通訳だったのが想定外でした。どうしてもテンポが悪くなっていまって、登壇者もこれじゃジョークも言えないでしょう。外国の人も来ていたけれど、聞きにくかったと思う。改めろ、とか言うつもりは全くないですが。ついでに言うと、東京にありながらもっと国際的なイベントにしたいのであれば、アンケートの性別が男性・女性しかないのはマズいんじゃないでしょうか。

デフォルトの設定について

デフォルトの設定をまんま使うな、と。例えば、ホテルのサイトをつくっていて、個々の部屋への詳細ページに誘導するアンカーテキストに「READ MORE」って何やねん、と。ブログのまんまやないか。デフォルト設定をそのまま使うことは時として恥ずかしい。
 
クライアント・ファーストを意識して構築することが肝心で、WordPressが用意している機能をすべて使う必要は無い。sidebar.phpですら不要な場合が有る。
 
themeforestで打っているテーマの7割くらいは、スライドショーを用意してるけれど、この1枚目以降がどれほど有効かしっているか。クリックレートにして1%以下。つまり、不要(※これについては、紹介されたノートルダム大学の研究結果も踏まえてまた別記事にしたいと思う)。

WordPressのデフォルトのAdmin画面(ダッシュボード)について。

例えば、記事編集画面を見て、左右に色々な要素が表示されているだろう。これは煩雑だ。一方で、Mediumのそれを見てみると、非常にシンプルでこれは投稿する側にもわかりやすい(※この後、Front Kitというものが紹介された。Twitterでリンクをツイートするとおっしゃっていたが現時点ではなし)。
 
編集画面ののUI改善には、wp_insert_post、wp_update_postなどを使ってカスタマイズできる。

運営しているHappytablesでの実例紹介

WordPressのダッシュボードではあるが、ほとんどWordPressであるとわからないレベルのアレンジ具合。レストランのオーナーの使いやすさのために最適化している。どうやっているかというと、REST APIを——4.0以降注目のWordPress APIを待たずに——自作して、それをKnockout.jsで上位レイヤーを構築している。これによって、見た目とUIの差異化を実現。
 WordPressであるとほとんどわからないレベルというのは、WordPress創始者のマット・マレンウェッグ氏のWordCamp Europeでの発言「make WordPress Invisible」にも表れている通り、これからの方向性として示されている(※スライドにこの動画のキャプチャが映し出された。が、どの部分なのかは不明。ググったが、結果はなし。60分あるので、これから聞いて部分を特定できたら新たに記す予定です)。

 (※WordPressが単なるブログツールを超えた今でも、さまざまな投稿の形がブログと同じインターフェースで行われているのは、おかしいよね。ということか。)

感想

 WordPressREST APIを用意する前にそれを自作するとか、やっぱりその辺のレベルにならないとWordPressでやってくのは厳しいのかな、と少し焦った。こうなると、WordPressの知識はもちろん——wp_insert_post()などの割とマイナーな関数まで知っていることは当たり前として——PHPに対する深い理解が必要になってくる。いや、PHPだけじゃなくて、バックエンドとフロントエンドの連携みたいなことも含めてか。
 knockout.jsで、あそこまで(※レクチャー内で示されたスライドの画像を指している)フィール&ルックが代わるなんてのも驚いた。Noel TockさんのHappytablesがレストラン向けのホスティングサービスやっているように、自分も別の対象でアイディアがあるのだが、自分はテーマだけ作ってそれをマルチサイト化して、あとはAWSの使い方次第だななんてことを考えていた。しかし、それは甘かったということか。んんん。

「必ず押さえておきたい今すぐできるセキュリティ対策」 11:00-

 ためになる話もあったが、基本的なことが多すぎたために、半分くらいのところで移動した(※裏で行われたGlotPressも気になっていたので)。序盤で話題になった、「このサイトは第3者にハッキングされている可能性があります」というGoogle検索結果で現れる文言、あれが自分が手がけたクライアントのサイトで出たら嫌だな。
 余談になるけれど、自分の隣に座っていた人がタブレットをいじっていて、ブラウザを開いてクラウドホスティングサービスにログインを試みていた。私はそれをじっと横目で見ていたのだが(もちろん記録はしていない)、そういうのって「バージョンアップは定期的にしましょう」とか「2年以上更新されていないプラグインは使わないようにしましょう」とかいう以前のセキュリティ問題なんじゃないか。

 制作者「重大なセキュリティホールを特定できました!」
 クライアント「それはどこでしたか?」
 制作者「それは私自身でございました!」
 クライアント「ファッ!?」

「大切なものは自分の中に有りました」的な。
 中編に続きます。