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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

ペプシやWindowsなどで見られる比較広告について

メモ

 突然だけれど、次のCMを見たことがあるだろうか。

 これは、今年の夏くらいに放送されていたペプシコーラのCMだ。コカコーラの実物と並べて、ペプシの方がいいということを訴えている。以前、どこかの携帯電話会社が否定的な意味で他社の名前を出して宣伝をし、公正取引委員会から指示を受けていたような記憶があるので、「いいのか、これ」と初めて見たときに思った。
 こういう風に、他社の商品をけなすようにして宣伝するという広告の方法がある。実際には、比べてその優位性を示しているだけなので、「けなす」というのは語弊があるのかもしれないが、どうしてもそういう印象を持ってしまう。「比較広告( 表示対策課 | 消費者庁 )というらしい。
 どうしてこのことについて今更書いているのかというと、昨日、さらに露骨なCMをYouTube上で見てしまったからだ。

 Mac信者がみたら、噴飯物(誤用的な意味で)だろう。じじつ、CMとしてではなく、動画として公開されているCM動画元のページに行くと(上の動画のURLがそれ)コメント欄と評価はけっこう荒れている(GoodとBadの比がおよそ4:1)。
 この2件に関する比較広告が御役所指導的に許されるのか許されないかは、あまり筆者には関心がなく、また普通に放送されているからには、許容範囲なのだろうと思う。コーラの件に関しては、専門家の解説記事もある。話題のペプシ「コカより美味い」CM、なぜ違法ではない?意外に緩い比較広告への規制 | ビジネスジャーナル *1
 ペプシの件で特になのだが、自分はこの手の広告に何か腑に落ちないものを抱えている。調査機関に依頼して商品名を隠して500人に聞きました、と言われてもCMの中にちょろっと一瞬したのほうに出るだけだし、調査自体についても検討する余地は見る人には与えられない。それなのに、CMの中では他社商品が劣ったものとして描かれ、自社の商品の素晴らしさを説く過剰な演出がなされている。カーネマンの『ファスト&スロー』に倣えば、消費者のファスト思考に訴えて逃げ去っていくせこい感じがする。
 実験として、「実はあのアンケートの結果は嘘でした」と伝えた後に、ラベルを隠さずコカコーラとペプシの飲み比べをさせたら、ペプシが勝つはず。比較広告と言いながら、比較の部分はその本質にはないんだろう。なるほど、比較をエクスキューズとしたダイレクトな印象操作じゃねーの。
 余談。
 上のCMを見るために見たYouTube CMの中で*2長澤まさみの新CMに出くわした。10種類くらいある。「ぎっちぎち」って、何を連想させたいのか。

ONE TAB|チョコレート|お口の恋人 ロッテ

*1:11/21 0:51 現在リンク先上部にPHPのエラーが画面に出ちゃっているけれど、大丈夫なのかな

*2:一見、文章としておかしいように見える