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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

変わった名前が増えるのも無理はないと思った話

ネット時評

 キラキラネームとか、DQNネームとか呼ばれる、あまり一般的でない名前を子供につけることに関しては、割と批判されることが多い。けれど、その気持ちもわかる気がしてしまった出来事があった。
 先日、ある人から名刺をもらった。そこには、氏名などと並んで、様々なURLが書かれていたのだが、そこにfacebookのURLもあった。それがちょっと引っかかった。その人は「佐藤健」(仮名)という名前だったのだが、どんなURLだったかというと、「https:/ja-jp.facebook.com/ken.sato.999」*1というようなものだった。
 複雑な気持ちになった。
 実際のその人の名前は人口的に多いとは言えないくらいの名前で、最後に付された番号は25くらいだったのだけれど、ここでは数字の大小は問わない。問題なのは、自分の名前に数字が付与されているということだ。どうせ数字を使うならば、「https:/ja-jp.facebook.com/id/1341415152512512」というuser_idを使ってしまえばいいのではないか、という気もする(とはいえ、usersテーブルというのがあったとして、その主キーをそのままURLに反映するってのは、Webアプリケーションの設計的によろしくないのだろうが)。
 どうして「https:/ja-jp.facebook.com/ken.sato.999」というURLに居心地の悪さを感じるのかは、まだわからない。ごめん。本当にわからないんだ。結構前からぼんやり考えているんだけれど。クリプキあたりを読みこなせるひとならば、「ああ、それはね……」と即座に明解な回答を出せるのかもしれないね。
 個人的な感覚として参考になりそうなのは、

  • 私はできることなら同姓同名の人間とは直接会わずに済ませたい。
  • 私はTVに出るような有名人に自分と同姓同名の人間が未だ現れていないことに安堵している。

 この辺のものになるだろう。
 冒頭触れたキラキラネームに話を戻すと、自分が与えられた固有名詞に番号を付されるという経験をした親が、自分の子供がfacebookを将来使うか使わないかは別にしても、名前それ自体でいられるような名前をつけたいと考えるのは理にかなっている。そして、誰もが「堂珍」みたいな"名前空間"を与えられているわけではないから、ファーストネームを工夫するしかない。
 私もいま子供ができていたら、「r > g」と書いて「ぴけてい」と名付けるにちがいない。苗字が「上田」*2なので「上田 r > g(うえだぴけてい)」となる。facebookに登録したら、「https:/ja-jp.facebook.com/piketei.ueda」となるだろう。これなら安心だ。
 

付記

 むろん、キラキラネーム現象はfacebook登場以前にもあった。さらには、ある人の名前についてどう人が感じるかというのは時代によって移り変わるものであると思う。

*1:URL認識回避のために、/を1本抜いてある。なお、執筆時点でfacebook上にはken.sato.999という人はいない。また、facebookは最後の数字を、1ずつ増やしているわけじゃないとみられる

*2: