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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

#1 電子本ができてからAmazonのKDPに出すまでの悪戦苦闘記

KDP

 ちょくちょく規約が変わるようだから、この記事もすぐ参考にならなくなるだろうな、と思いつつ書きます。2013年に書かれた次の記事は、もうけっこう古くなっている。

 上の2つを読んでもわかるように、一番面倒なのは、アメリカおける「源泉徴収税の免除手続き」です。ちきりんさんの方の記事の追記で、「FAXはもう必要無い」とあって、2015年にKDPを始める私は喜んでいたのですが、実際まだFAXは必要でした。確かに、Amazonに対するFAXは、「インタビュー」と呼ばれるフォーム手続きで済ませられるようになっているようなのですが、アメリカの税当局に固有番号をもらうためには、そこに対してFAXで送信しなければならないみたい(なぜかこの辺はあっさりと書かれてしまっているのですが)。
 この固有番号っていうのがいまいち判然としなくて、「EIN」、「TIN」、「ITIN」などがあって何がどう違うのか、どれを取得すればいいのかよくわからない。Amazonのヘルプ(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング: Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ)に従って調べてみると、次のようなことが書いてあります。

米国以外の出版者で、徴収率を軽減するために租税条約に基づく優遇措置を申告する場合、または所得が米国での取引または事業に事実上関連する場合は、Tax Identification Number (TIN) を提出する必要があります。
(…中略…)
米国の TIN は、Employer Identification Number (EIN)、社会保障番号、または Individual Tax Identification Number (ITIN) の形式になります。 EIN (法人) および ITIN (個人) 番号の詳細については、ヘルプ ページの「米国 TIN (Taxpayer ID Number) の申請」を参照してください。

 つまり、TINというものがあって、その中にEINやITINというものがあるということはわかった。以後、TINを要求されたら、EINかITINを送信すればいいのでしょう。ここで、上の引用内のリンク先に進んでみる。その中の最終段落を引用します。

米国 TIN を申請するには、以下の指示に従って、個人の場合は Individual Taxpayer Identification Number (ITIN)、個人以外の場合は Employer Identification Number (EIN) を取得します。米国 TIN を申請中であれば、TIN なしで税に関するインタビューを完了できます。IRS から TIN を受け取ったら、税に関するインタビューを再度実行してください。

 KDPで「個人出版」というからには、ITINの方なのだろうから、ITINの取得の指示ページ(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング: Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ)に進む。2013年から2014年に書かれた記事に当たると、「EIN取得のためSS-4フォームを記入」というように書かれていることが多いのですが、これを今言い換えると、「ITIN取得のために、Form W-7「Application for IRS Individual Taxpayer Identification Number」を記入」となるでしょうか。
 と、こういう風に考えていたところ、個人でもEINを使用するという記事(KDP備忘録【1】米国所得税対策 | 遠近遊園)に出くわしてしまい、当惑。調べてみたところ、この記事が依拠しているのは、次の記事(我が闘争 since 2013.5.10 KDPアカウントで税の優遇措置を受ける方法)で、どうやらこの人はもともとEINを持っていたということでした。
 私としては、今から取得するならば個人なのでITINだろうとは思うのですが、TINであればEINであれITINであれ違いは重要でない、とみなしてしまって構わなそうです。
 しかし、AmazonによるITIN取得の指示ページとEIN取得の指示ページを見比べたところ、EIN取得には約4営業日とあるのに対して、ITIN取得には約8週間かかるとあります。この差が何なのかは不明です。EINの方が早いからEINにする、という人もいることでしょう。この辺はまだ判断つきかねるところですね……。

 ここでいったん、TINの登録は後回しにできると引用した文中にもありましたので、「源泉徴収税率の軽減」から離れて「インタビュー」を完了することにしました。入力していく途中で、「TINを持っていない無い」というような選択肢を選んで次に進むと、「IRS Form W-8IMY」という、ITINのための「Form W-7」でもなく、EINのための「Form SS-4」でもない、別の書類が必要だと言われました。試しに、この「W-8IMY」という書類を見たところ、他の2つより記入要項が多く、ざっと見てすぐ閉じてしまいました(インタビューもここでやめてしまいました)。

 とりあえず今日はこの辺で終わりにします。進捗があり次第、お知らせします。私は「大企業には勤められないタイプだ」なんて言われたこともありますし、実際そう言って就活もしなかったわけですが、こうした超巨大グローバル企業にはひいひい言いながらも必死に支えようとしてるんだから、滑稽ですね。この惨めさをやがては「モダンタイムス」という映画に昇華させようと思っています。