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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

原宿の6階のスタバ

何あれ?空中庭園じゃん。場所的にはたしかラフォーレの前あたりにあった、はず。

原宿でスタバって言ったら、H&MとかFOREVER 21とかが並んでいる通りのスタバしか知らなかったから、渋谷まで歩いて引き返すか……と考えていたそのとき、たまたま歩道に面して開くエレベーターと6Fと書かれた看板を目にした。僥倖としか言いようがなかった。

「6階のスタバって何やねん……。そんなあるんかいな。聞いたことないわ」と胸を高鳴らせながら、エレベーターは昇っていく。最初に入ったけれど、出るのは最後(いまの自分がgentlemanを発揮できるのはこのくらいしかない……!)。9人目ぐらいに降りようとする原宿のおしゃれな女の子が、通り過ぎるときに明るい声で「ありがとうございます」と言った。生の充溢。

で、ビルの6階に立ったその場で予想外の空が広がっていた。そして、解放感。屋内と屋外の境界は曖昧になっていて、中の席よりも外の席の方が多い。外の淵の方は円形のひな壇みたいになっていて、その段の地べたに皆腰掛けている。近くに高いビルがあるわけじゃないから、圧迫感もない。加えて、外国人率の高さ。西海岸か東海岸かは知ったこっちゃないが、「ここは、アメリカか?」と思わざるを得ない。「チッ、シャレオツのつもりだろうが単にアメリカナイズされてるだろーが」と心の中で文句を言ったが、スタバがそもそもアメリカ産だったことに並んでいる最中に気がつく。

あらゆるスタバと同じく行列。やっとレジについて、恥じらいながら「ドリップコーヒー、マグ、ショート、ホットで」と言う。4つ言葉を並べても注文は1つという奇跡。302円、スタバ内のドリンクで最安値(しかも同日2度目は108円で最安値記録更新)。そういや「マグで」と言ったから、「ホットで」は余計だったな、と余計に恥じる。

席を探す、これが難しい。色々と巡って中心にある木を囲んで輪になった机の席のうちのひとつに座った。そこでふと思ったのは、スターバックスというものが女子高生の部室化しているという実感がますます強くなった、ということだった。まぁ、社会人の自習室化するよりかは、たぶんマシなんだろう。

スズメが自分のマグカップの横を通り過ぎ、左隣の男はMacBook Airで英語の論文を読んでいる。右隣では女子高生二人組が東大院に入ったあとの話をしている。「4年ずっと駒場かぁ」「院に行けば、本郷に来れるから」。

夕陽がさしてきて、約束の時間が近いことに気がつく。店を出て、今度はエレベーターに最後に乗り込み、最後に出た。