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ファイヤードブログ

ディジタル・パブリッシングという観点から、Webサイト制作、電子書籍制作などを。※ブログリニューアル中

夜の帰り道、歩道を歩いていたら……

夜の帰り道、歩道を歩いていたら、道路挟んで向かいのコインパーキングに普通車がドリフトで突っ込んでいった。

「うわ。キザだな。誰も見てないのに……」と思いながら車の方を見ていると、バイクのけたたましいエンジン音が、車が来た方と同じ方向から聞こえてくることに気がついた。バイクはコインパーキングの前を通り過ぎようとしたが、すぐに急停止して車道の上でターンした。自動車の運転手がそれに気づき、慌ててコインパーキングからバックで出ようとする。バイク乗りは自動車を追い詰めて、運転手を引きずりおろしたいようだが、車体の大きさには敵わずなんとか行く手を塞ごうとするのに精一杯だ。

10秒ほど車とバイクで猫同士の喧嘩みたいなことをやったあと、ようやく自動車が再度車道に出て、バイクと平行になった瞬間、バイクの運転手は車の窓に顔を近づけて「てめえこら!ただじゃおかねえぞ!」と叫んだ。それにびびった車は少し縮んだかと思うと、法定速度の1.5倍くらいのスピードで2車線の狭い道路の左側を突っ走っていった。バイクもそれに続き、私はまた歩き出した。

お気付きの方もいらっしゃると思うが、車とバイクのカーチェイス→車がわき道に突っ込む→いったんバイクは通り過ぎるが戻って来る→車とバイクの運転手の1対1、というのは、『勝手にしやがれ』の冒頭のシーンと同じである。そんな光景を生で見られるとは全く予想もしていなかったので、これは新訳版公開に合わせた天からのプレゼントではないか、と嬉しくなった。が、もし私が反対側の歩道を歩いていたら、その場合はおそらく天に召されていたと思う。